Mats Eilertsen Trioの描く世界は寡黙であり精密であり何よりもHIFIだ。このトリオも寺島さんに教えて貰った。超正確で無比な上質リアリティ。色付けや滲みが一切感じられない超精密音響空間が眼前に拡がる。確かにFINAL CABLEも凄い! しかしこのSIEMENS & HALSKEの描き出す音は唯一無二の存在感を放っている。大変申し訳ないが仮にFINAL CABLEを既に使っている方にも改めてSIEMENS & HALSKEを使っていただきたい、所有して頂きたい。それほどの音をこのケーブルは持っています。このスーパーリアリズム的な超描写はこれまでの最高価格のFINAL CABLEと同列かまたはそれ以上の物があり所有欲を充たす逸品です。
そして定位が良い、貴方のシステムにこのSIEMENS & HALSKEを入れて音像定位が良くなるのであれば他の機器のアップグレードより安上がりだ。正に本当の音がそこで鳴っているかのような音。この唸ってしまうような説得力、欲しくないですか?
ストラビンスキーだ。ん! いつもと何かが違う!直感はそう伝えている。音の描き方がこれまでの通り一遍のソレではなく、そのいちいちの音に「いい音だなぁ」と感覚が反応してしまうのだ。あっと言う間に夢見心地にさせてしまうこの音はまるでマジックのようだが本当の事なので仕方がない。
Juna TaborはTMDユーザーである日比野様に教えて貰ったアーティスト。実にいい、明瞭でかつ耳触りが上質で言う事がない。また他のケーブルと違うなと思った点は歌詞が明瞭に入ってくる事。この違いは大きい。それぞれの音の解像度や音像定位が極めて良く、これ以上何が要るのだと思ってしまう程だ。ケーブルもここまで至れば終了だなと思わされる音。音はゆったりと空間にゴージャスに拡がり極めて上質な味わいを得る事ができる。繰り返すが、これ以上何が要るのだと思ってしまう。再生音楽の最高の境地だ。
カサンドラ・ウイルソンPOET、これまた文句の言いようもない音が出てきた。オリジナル・ソースが本来持つ様々な情報をそのまま伝えている感じだ。このケーブルで曲を聴くと全てが名曲のように聞こえて来るから不思議だ。
デイブ・ウエックルTee Funk。ビシッと決まるスネアの音。この曲の場合95%はスネアの音で決まる。このスネアの音が最高にいい!タイトなリズムが音圧を伴って飛んでくる。これまたなんの文句も出ない音で、その程度はこれまで聞いたケーブルの中で突出している。とにかくいつまでも聞いていたい音なのだ。「このケーブルは持っていた方が良い!」とTMDが敢えて言うのはこの"文句も出ない音"の差ゆえだ。
ESTATE : BASSが太くて良い。シンバルが堪らんわぁ..HIFIだけどソースの持つ野性味を失っていない素晴らしい音。このハイエンドでありながら野性味を失っていないという点では唯一独自のケーブルかも知れない。そして音楽そのものが楽しめる。なかには楽しめないケーブルもある中でやはり心底音楽は楽しみたいもの。ここはSIEMENS & HALSKEの最大の特徴だ。
The Lighthouse Mats Eilerrtsen Trio / Sails Set
リアルな演奏場をこのケーブルで初めて堪能できる。これまでの音はまだ未然の状態であった事を知る。熱気が張り詰める演奏場に遭遇すれば誰しもその場を離れるなんてできやしない。そういうパワーと説得力がSIEMENS & HALSKEによって引き出される。そうかそんなにも情報が実は入っていたのかと溜息が出てしまう。ピアノの散文的な響きが殊の外美しく感じる。シンバルや装飾音も快感と言えるレベルだ。
The Windows Of The World、最後にまた女性ボーカル。感想はとにかく美しい! 先ほど演奏の熱気がとか野性味がと書いたがそれらがそのまま美しい音にも感じる。とにかく美しい歌声に魅了される。弦楽オーケストラの響きも美し過ぎるほどだ。美しさの極みと言っていいだろう。
まとめSIEMENS & HALSKE
試聴の最初の頃はこのケーブルの持つ良さを言葉で言えなかった。だがこうして聞き終わってみるとその答えは自ずと出た。このSIEMENS & HALSKEの音は殊の外美しい、その美しさの程度ではNo.1だ。加えて熱気や野性味が感じられる事の快感度、これも歴代No.1だ確かにこれまでのFinal Cableの中にもこのレベルに肉薄するものは幾つかあった。しかしここまで美しさと野性味が同時に味わえるケーブルは皆無だった。