とてもクリアな音空間です。どの音域もバランスよく気持ちよく響いていますが、中低音が しっかり出ていて、しかも他の音域を邪魔せず、全体をガッシリ支えてます。 押し出しが適度で、音像描写のパワー感と弱音部の繊細さのバランスがとても良い! 描写のリアル感とオーディオリスニングとしての迫力がうまく両立しています。 もう一つの特徴としては、高域に微妙なアクセントがあって、これが、金属系の楽器をリア ルに響かせます。たとえば、ホールに広がる金管楽器の響き、アコースティックギターのス チール弦とピックのこすれ音、金属製のパーカッションの胴鳴り、そしてシンバル、、金属 的な」輝きを感じる響きがのっているのですが、なぜか耳障りではありません。むしろ、金 属音だけでなく、音全体に絶妙なクリア感を与えています。 ここまで読むと「ドンシャリじゃん?」って思うかもしれませんが、このケーブル、不思議 なことに、音場の後ろの方に配置されている音や、サイドやバックの楽器は、前述の金属っ ぽいエッジを感じることのないマイルドな音を奏でていて、その時々に応じて主役となる音 を邪魔していません。まるで、主役になる音にだけ次々にスポットライトを当てているかの ようです。これが、結果的に主要な音とバックの音との対比を大きくし、前述の音場の見通 しの良さと相まって、ダイナミズムを生み出しています。この感覚気持ちいいですね! クラシック、JAZZ、オールドロックからEDMまで、どんなジャンルにもマッチします。
クリアな音空間を舞う音の数々を受け止める