S & H Chrome Berlin(2022 FINAL CABLE)1.0m

5.0
S & H Chrome Berlinは諦めていたのですが、ふとしたことから気になって畑野様にお聞きしたところTMDの中でも最高の出来との事で、思い切って注文。届いてすぐの音は低音が出すぎではないの?と接続を確認して機器が温まると、すごい音、私は、クラシックが多いのですが、弦の音が生々しくて実物の楽器が鳴っているような、オケの一人一人がわかるような、細かさで実在感があって、しかもホールの中で溶け合ってゾクッとするような響きが聴けます。空気感とホールトーンを伴って(録音にもよりますが)オペラなどステージで奥行きも感じられる生々しさです。打楽器は、よりはっきり繊細に、そこで演奏しているように。管楽器もTpもTbもよりクリアに実在感があります。オルガンも今まで出なかった低域もよく出るようになりました。声楽ソプラノの奏者の声も、ピアノも低域の重量感から高音の輝きまで。このようにまだまだキリがありませんが。これから更にじっくり音ではなく、音楽に没頭できたらと思います。無理なお願いにも答えて頂き素晴らしいものをありがとうございました。1本のケーブルでこんなに変わるとは、今までのケーブル(TMD)も十分に良かったのに。

S & H Chrome Berlin(2022 FINAL CABLE)1.0m

商品説明
BERLINは、TMD製作のシーメンス&ハルスケ系の頂点です。
このモデルの寸前にChromeがあります。
このChromeにBerlinという導体を加えたものがシーメンス & ハルスケ 
Chrome Berlinです。長いのでBERLINと呼びます。
このBERLINを任意のオーディオシステムに繋いだ瞬間、世界が変わります。
ユーザーレポートをまずお読みください。

バッハ研究家・新妻雅弘氏によるBERLIN試聴

多忙になり、すっかり音楽から離れた生活を送っていたところ、
畑野さんから新しいケーブルが完成したという連絡を受けた。

一聴して衝撃を受けた。
それは例えるなら、寝ぼけていたところに冷水をいきなりかけられて
現実にひきもどされたような体験だった。
私は音楽を聞いていなかった。

原音再生、
皮をむききったのにまだ皮が存在している。
圧倒的な空間描写能力。究極の原音再生としか形容のしようがない
圧倒的臨場感で描き出される実像。

一つ一つの音がはっきりとした形を持って、余韻を残していく。
それでいて全体が全体として演奏家の魂の実像を形成し、心に訴えかけてくる。
私の敬愛するグスタフ・レオンハルトが目の前でチェンバロを演奏している。
そう彼が雄弁に語りかけてくるのだ。

音ではなくて、演奏者自身がそこに存在している、それは再生音楽における
一つの究極の到達点である。そのとき、そこに録音装置は存在しない。このような状態というのは、
どんなに高額のオーディオ機器を収集したとしても、それらの組合わせの可能性のなかに自身を埋没させていくことでしか発見できぬものであり、
類まれな対象への集中力を要求するし、長い時間をかけた試行錯誤が必要なのだが、、、
Chrome Berlinは、そのような頂点へ回り道せずに直登してしまういわばロープウェイのような手段を与えてしまう。

しかしながらその真髄に気がつくためには、一度は回り道をして頂点へと至った経験が必要かもしれない。






ベルリンを導入されたKH様のコメントです。

試聴環境 マンション上層階6畳洋室
ルームチューニング なし
再生機材 プリアンプ Accuphase C-3800
     パワーアンプ Accuphase P-4500
     CDP Accuphase DP-750
     スピーカー Focal Kanta No.2
 
Chromeケーブル プリアンプ→パワーアンプ
Berlinケーブル CDP→プリアンプ
 
試聴感想(Jazz、Pops、歌謡曲、演歌)
空間表現が素晴らしく、より三次元的に音場が広がります。
ピアノの響きが細かく深い、鍵盤を軽く叩いた時のコロン、コロンとした音がよくわかる。
シンバルの響きの微粒子がより細かく、スティックで強く叩いた時のカッツシャァ~ンがストレスなく表現される。
ベースの唸り、グルーヴ感も申し分ない。
ボーカルはその存在感が素晴らしく、各楽器もそうであるように、今まで聴こえなかった音が聴こえてくる。
あたかもノイズフロアーが下がったかのように、静寂の中から音が立ち上がってくる。
今まで音が悪いと聴けなかったCDが音楽として楽しめるようになった。
ライブなどの拍手の音がとても自然になった
総評 とにかく音楽としての実在感と表現力が素晴らしく、一度これを聴いてしまうとCDを聴くのが楽しくて、手放せなくなりました。






ベルリン試聴文 2022.7.23  by  日比野 真 様

背筋が凍りつき真一文字に結ぶ唇にさらに力が入る。ベルリンが本気の音を出してきた、間髪入れず直近から遠方まで音の見通しがよく遮るような曇りなど当然ない。さらにはこの音の立ち上がり初速に身体を持っていかれてしまうことに驚く。特にウッド・ベースの制動力のある高弾性感は深いところから瞬時に始まり、ウーハーを大口径にインチ・アップしたかのようで、重量級なのに筋肉質で華麗なフットワークがよい。

「凛とし立像する生々しい音」というのがベルリンの一番ふさわしい表現になるが、私も含めて透明感だけでは物足りないとういうユーザーに伝えたい、この音はまるで見上げるような巨大な一枚岩の光沢と存在感に例えるような、良質なホールの響きのスケール感といえ圧倒され続けるだろう。

もっと近くで演奏者の息吹を感じ取りたい、聴き手が望む一番いい席でライヴ感を体感したい、その通りでその場所へ正確に案内してくれるのはベルリン。結果ライヴステージの音の全貌を明確に再現し、聴き手側に鼓動を感じさせてくれる、ズバリ私のお勧めは「経験したことのない迫力のある音を望むユーザー」そんな願望を満たせてくれるために2022年オーディオ・ケーブル・ベルリンが新生した。

拙宅システムでもこれだけの明らかに違う生ベース音が出てしまうとは、この音がいったいどこに潜んでいたというのか、TMDオーディオ・ケーブル理論の覚醒によるベルリンをいち早く聴かれるとよい。

試聴曲
Cecilia Engelbrecht Heick / Spring Is a Promise of Fall
曲:Never Let My Dreams Come True
Catherine Lima / The Allure of Miss Lee
 曲:Black Coffee
Hetty Kate / Comes Love
 曲:Comes Love
Carme Canela & Jurandir Santana / Celebrating
 曲:Samba em prelúdio

追記

TMDケーブル・ベルリン、その実力の証として試聴盤にしたのは
キャノンボール・アダレイ/サムシング・エルスで、聴くのは代表曲の「枯葉」ではなく「ラブ・フオー・セール」と「ダンシング・イン・ザ・ダーク」の2曲を選択。

確かにこのアルバムはマイルス・デイヴィスとキャノンボール・アダレイが主役ではあるが、このケーブルで聴こえ始めたのはベースのサム・ジョーンズとドラムのアート・ブレイキーをさらに表舞台へ確固たるものとした対等以上の音だった。

そして結果はケーブル・ベルリンがルディ・ヴァン・ゲルダー録音の真骨頂をさらに知らしめてくれた。聴きどころは、ウッド・ベースの重低音とドラムの生ブラシ・ワークが押し寄せるよう迫り、今一度、堪能出来るかだ。自宅現行システムでこの音がどれだけ出て聴こえていますか?是非ケーブル・ベルリンを試して比較して欲しい。そしてこの生々しい音は女性ジャズ・ヴォーカルにも特化して新鮮な相性を示す。埋もれていた初々しい歌声の定位感と楽器の鮮明さを望むならベルリンを選ぶ。



シーメンス ハルスケ ベルリン 試聴記 S.M筆記

私は現在はクラシックが好きです。いろいろ回り道しましたがオーディオ機器は以下のように落ち着きました。

CDP accuphase DP-720
PRE octave HP500se limited
POWER airtight ATM-300(出力管はwestern 300B)
SPEAKER tannoy westminster royal HE
SUPER TWEETER tannoy ST-50

今回のケーブルは、CDPとPRE間に使用しました。
まず、オーケストラを聴いてみようと思いました。
バーンスタイン ウィーンフィルのベートーベン英雄 第二楽章です。
葬送行進曲なので、感情豊かに鳴ってくれるといいなと思いました。
まずスタートからとても静かです。余計な付帯音がありません。オーケストラの楽器がそれぞれに歌います。弦の音もいいです。バーンスタインのうなり声も途中聞えます。これは素晴らしい物ができたなと思いました。

次にシェリング フルニエ ケンプの ベートーベン大公トリオです。
びっくりしたのは、三つの楽器がそれぞれ見えるようになっていたこと。最新録音ではなくても演奏の良さが十分伝わってきます。あと、室内楽なので、会話をするように音楽が流れていくところも見事でした。これは、たぶんピアノトリオなどが得意なTMDさんの独壇場です。

ヴォーカルも聴きたいと思い、チェットベイカー シングスを聴きました。人間の声が優しいです。それに暖かみも伝わってきます。TMDさんの新しい音だと思いました。
とりあえず、一日おいて考えてみよう(少し冷静になるため)と思いました。そして、届いたばかりのブロムシュテット指揮 ライプチヒ ゲヴァントハウスのシューベルト 未完成 を聴きました。私は生のコンサートで、楽団は違いますがブロムシュテット指揮のベートーベンを聴いたことが二回あります。音楽が始まってすぐ、これはブロムシュテットの音楽だと直感的に思いました。

思い出したと言った方がいいかもしれないです。音楽が小さな音で鳴っているところも良く聞き取れます。今までなんとなくで鳴っていたところが鮮明に聞こえ、コンサートに来ているのに近い鳴り方をします。
この瞬間買うしかないなと思いました。

今まで隠し持っていた、自分のオーディオ機器の性能をあらかじめ【改めて】再確認させてもらった気がします。音楽が好きな方なら、一度聴いてみてもいいと思います。私はジャズは少ししか聴きませんがいい音すると思います。安くはないですが、いい経験になりました。
ありがとうございました。



クローム ベルリンのレビュー by 菊地洋平 様

前回、DACとavアンプの間に入れて凄い威力を見せてくれたSIEMENS & HALSKE Chrome。

今回は、フロントスピーカーを802dに変更し、フロント用のステレオアンプを新たに導入した事で、avアンプとパワーアンプ間でケーブルがもう一本必要になった。

そこでChromeのアップグレードモデルであるBerlinを購入した。

出音だが、Chromeに比べて低音の沈み込み方が大幅改善。
軽く、太く、輪郭があるので、中音としっかり分離している。
ひつこさが全くなく、長時間聴いてもつかれない。
生まれて初めて聞く低音だった。
おそらくこの姿こそ低音の最終形態かな?などと考えながらニヤニヤしてしまった。

中音は明らかに芯が太くなっていて、存在感や暖かみが感じられる。
一言で言うと、魂が入ったという表現となる。

もちろん、フラッターエコーゼロ!

そして高音は、これぞChromeの真骨頂と言える、アタック感。
特に、ヴィニーカリウタのスネアが気持ち良すぎる。
この爽快感は丸の内のコットンクラブレベルの音圧を遥かに上回っている。
スパンッと家中に響き渡る。
ただ、飼い猫はピクリともしない。
これは歪みが0を意味する。

いい面しか見えない結果となった。まさにrcaケーブルの魔術師。

KRELLやマッキントシュの様なアメリカンなパワーアンプを使っている方・爽快感ある音が好きな方であれば、買うことを強くお勧めする。

シーメンスハルスケの線自体、ほぼ手に入らないみたいなので、2セットも買えたことを誇りに思う。





S&H    CHROME BERLIN
>このケーブルにて一応の終結<

TMDは2019年からケーブル選びが終われるケーブル、つまりファイナルケーブルを作り出しました。2022年、遂にBERLINが完成し、現在TMDがBerlin以上の音質のケーブルを作るのは非常に難しい事態となっています。つまりBERLINはTMDブランド自体の最終ケーブルでもあります。


このBERLIN一つ問題があり、それはドイツ製の1890年製の機械から6セット分しかBERLINワイヤーが取れない事です。そしてその機械は激レアかつ高価。従いましてBERLINは極めて少量な限定生産品であるという事になります。素材を入手できた時に限り幸運にも数セット分が作れる事になります。

現在は数セット在庫があるのみです。


S & H Chrome Berlin(2022 FINAL CABLE)1.0m

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