このケーブル46emoは19世紀ケーブルです。今最もコストパーフォーマンスが良いのは19世紀ケーブルです。久々にスタビライザーを搭載しています。またKGB要素、つまり鉄成分も加わる事によりシャープで引き締まった低域を得ています。ETCのかけ方はGND側で巧妙に行い気付かれないような音像空間補正をしています。GNDインピーダンスがやや高いもののAIR GND程ではないのでプリ→パワー間にも使えます。
🔴Sailing With No Wind Carsten Dahl Trinity For Jazz Audio Fans Only Vol.13
ムードたっぷりのピアノのコロコロと流暢に転がるフレーズ。渋いねぇ.. 実に渋い。子供の音ではないな。中央に集まる三人の演奏エネルギーがジンジン伝わってくる。それでいて微細な音の位置感すら覚知できる。ベースの胴鳴りが腹にくる。シンバルの点描的な描写力。味わい深い一時。
🔴Feels Good⭐︎ マイク・ヒックス This Is Life
案の定、この曲のようなマルチトラックに宝石を満載したような音のフレークが飛び散りまくる曲に46eMoは良く合う。解像度、セパレーション、定位、熱気これらが高い次元で融合している。従って音楽家の意図がストレートにこちらに伝わってくる。
🔴Cecilia Engelbrecht Heick / Spring is a Promise of Fall Don't Be so Beautiful
これも実に渋く甘く伝導してくる音の厚み。声が本物っぽいオーディオの音ではなく素声を真横で聞いている感覚。 ピアノトリオの演奏も十分な中低域の厚みに加え冴え渡るピアノやシンバル・ワークが黒光りしている。うーん、またしても大人の音だなぁ
🔴ホテル・カルフォルニア イーグルズ
本当に不思議な音で中域に厚みのある安定度抜群のその上でちゃんと細かい音がハイエンドに鳴っている。その比率は7:3なのだ。ポップスとの相性抜群でその昔カーラジオから流れるFENに浸ったような感覚プラスハイエンドなんだから堪らない。このケーブルで昔のソースを聞き返して欲しい。必ず新しい発見があるに違いない。
🔴Secrets Of The Castle John Williams ハリーポッターとアズカバンの囚人
今度はオケ物を聞く。これは映画音楽だから映像あっての音楽に違いないが46eMoにかかると映像なしでも映像を想起してしまうような力がある。”エモーショナル”という言葉があるがこのケーブル最も相応しいと思う。音楽の中に一瞬で取り込まれるそのスピードの速さに驚き、熱い演奏の中にクールな輝きを持って解像度が高い部分が見られる。だから大人の音なのだ。
🔴Orbiting Mats Eilertsen Trio Sails Set
最後に録音の良いピアノトリオで46eMoの主に定位、解像度を聞く。やはりと言うか全くもって不満が起こりようもない素晴らしい音が出ている。それで・・・《ここが大事なのだが》・・音楽の内容に浸れる、取り込まれる。
まとめ
46eMoは文字通りエモーショナルな表現で他をぶっちぎっている。KGB要素が隠し味として演奏のあちらこちらにスパイスを加えている。こういう音のケーブルは案外ないかも。低音がどうした高音がどうした、のケーブルではない”エモ”い音なのだ。