KGB-SP1(KGB-ETC)Speaker Cable 2.3mペア

商品コードkgb-sp1
定価460,000
価格315,000(税込)
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KGB-SP1(KGB-ETC)Speaker Cable 2.3mペア

商品説明

KGB系のスピーカーケーブルの要望はちらほらありました。
ETC系のニューエルミタスは唯一存在します
が、KGB系は今回(2016年12月)が初です。改めて説明しますとETCとは左右が専用構造を持つものを指します。そしてKGB系とは銅以外の例えば真鍮とかアルミとか鉄とかの普通はオーディオ用には使われていない線材を用いた物を指します。今回のKGB-SP1はその名の通りKGB系のSP CABLEの1号機を意味します。さ
てさてまずは構造をざっとお話ししますとGND側は強力な3Wayで最低域用のラインは中央のローパスフィルターを挟み両脇に重量級スタビライザーが配置されます。そしてスタビライザーから左右両端へはニューエルミタスと同じ撚り線を使っています。2014年に一旦「撚り線廃止」を掲げたTMDですが、あれから色々やっていく中で、あくまでも部分的な使用ですが撚り線の活用箇所もあるなと改めて認識しました。例えばウーファーを例に取るとネットワーク
でウーファーの不要な高域帯域(ここは使い物になりません)をカットする訳ですが、KGB-SP1でも撚り線を使った最低域ラインはローパスフィルターで上がカットされます。ですのでクロストークして聞きずらい高域は気にならなくなります。また最低域を太めの単線でやると単線特有の強調される頑固なクセが出やすく、また曲げずらいという操作上の問題も出てきます。撚り線とローパス・フィルターの組み合わせは聴感上、撚り線の悪さは表面に現れず、曲げ特性が良いので賢い対処だと思います。次は中低域のラインです。ここにはVINTAGE IRONつまり鉄の単線が用いられています。そして3.0NL-Mスタビライザーが中央よりSP側に近い位置に設けられています。この3.0NL-Mスタビライザーは銅製ではありません。最新のTMDの秘密兵器です。そして高域用のラインはシリーズで三分割され中央は2Wayになっています。無論ここがKGB仕様なのは言うまでもありません。次にHOT側です。HOT側全体の電子質量はGND側の数分の1になるように慎重に設定しています。これはケーブルの動的なダイナミック・レンジを支える重要なファクターです。また左右ではETC1.2モードがか
けられています。基本は3way構造を持ちますがHOT側の低域用はたかだか1ミリ強の太さです。ここを悪戯に太くしても低音は出ません。あくまでもGND側サイズとの兼ね合いで低域は出るのです。HOT側の中域用は鉄線です。これまたビンテージなものです。当たり前ですが鉄でも古いものが宜しいようです。そして超高域用には欧州製の細めの銅線を使っています。このシルキーでピュアな超高域は必要不可欠です。以上、基本GND3Way、HOT3wayの比較的シンプルな分割構造です。最近TMDは思うのですが出演する役者の数ではないんだな〜と改めて思うのですよ。要は少ない人数で的確に演ずるのが良いような気がしているのです。大勢わらわら出てくるハリウッド映画よりも、何となく黒澤映画的な配役の気もする最近のTMDです。


※試聴に使用したRCAケーブルはKGBジュラネックスとKGBスタンダードです。

まずは側頭葉刺激型とも言えるガルドーでこのKGB-SP1の空間表現をチェックします。7曲目ですが、リファレンスのBlack Opal(略してBO)に酷似しています。BOは定価が88万もするので、そこから考えると素晴らしいです。いつも聞いている音と何の違いも感じられません。よくよく聞くと明らかに下の方の分解能が勝っています。これは当たり前でBO設計の頃はローパス・フィルターという発想がありませんので帯域別に導体を分けても各ラインにフルレンジ信号が通ってしまいますからBOの場合、それは仕方がありません。SP1はその点、低域側の分解能やセパレーションつまり視界が良好なのです。このような音を持つスピーカーケーブルなど世界広しといえど滅多に存在しません。また中域のエンハンス性能が高いです。次は戻って5曲目、この曲でも明らかにBOよりも前後の間での音が語る物語が多くなっています。音場の形体を菱形で表すとBOは横長な菱形で長い辺が左右方向に広がっており、SP1の場合は前後に広いのです。これは好き好きですが少なくとも前後に広がるものなど滅多に聞けるものではありません。ライブなどでもステージが広いと舞台の前後の長さが音響的にも効いてきて立体的なライブ・ステージを楽しめるものですが、スピーカーケーブルでそのような雰囲気を味わえるのですから只事ではありません。普通のスピーカーケーブルでは左右には音場は広がっても前後幅は殆ど無いか在っても薄っぺらいのです。これでは深い感動は得られません。前後に深さのある音場が得られて初めて楽器たちは自由に前後の余裕を持って定位するのです。三次元的な立体感を得るには、このような現象を必要とします。

明らかにリファレンスのBlack Opal(略してBO)よりも前後間の中での物語が深いです。つまり音の前側と後ろとの間に表現スペースが生じその間に楽器たちが配置されているのです。BO(Black Opal)よりも懐が深いというか左右方向での楽器の並びに加えて前後方向にも楽器が定位するという精密描写なのです。オーディオの初心者は左右に音が広がり楽器が並べば、当初は満足して喜びますが、すぐそれだけでは物足りなくなります。それが前後の表現なのです。BOは横に広がりKGB-SP1は前後に表現幅があり、その中で前に出て来る音源に関してはSP1の方が生々しさがあります。気になるライドシンバルは音に芯があり好ましいです。

オアシスの11曲目、とても聞きやすいバランスです。普通はどうしてもやかましく聞こえがちなこの曲、チェックポイントは聞きやすさと生々しさです。この二つが両立するのは稀です。生々しいとうるさくなり、聞きやすい場合は高域や中域情報が欠落していているものです。声質はどうでしょう。声は最高ですね!。いや、いいです、色々トータルに考えてもとても良いバランスだと思います。「いいね」と何度も試聴中に思いました。
オアシスがうるさくなく聞けた場合、このCDの5曲目のバイオリン(ビオラ?)もトライしてみます。このバイオリンがうるさくなく、かつ生々しく美しければ合格です。いやいや・・蕩けるような音で美しさの極みです。美しさに酔いしれることができます。
セルジオ・〜トリオの10曲目、ベースがまず良いですね。凄みがあり音がまず太いです。シンバル・ワークは素晴らしくこの曲も見事なバランスで聴けました。ピアノがまたいいですね。
TMD標準原器のブラックオパールが左右に広がるタイプだとすると、このSP1は前後に広がるタイプです。そしてその前後の幅が広く楽器の立ち位置はゆとりあるスペースの中で確実に定点定位します。ピアノが美しいですね。ピアノの音の美しさは特筆すべきものです。リアルでもあります。価格的にはブラックオパールの数分の1ですが実力はやや勝っています。

KGB-SP1(KGB-ETC)Speaker Cable 2.3mペア