KGB-PRE AMP 5(5号機)プリアンプ

商品コードkgb-pre-5
参考価格410,000
価格220,000(税込)
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KGB-PRE AMP 5(5号機)プリアンプ

商品説明
今回のセールの後半の目玉商品です(前半はTRIO4タップ)。このKGB PRE AMP5はKGB仕様のプリアンプの5号機となります。なんだかんだ言ってTMDのプリアンプとタップは作ると全て売れてしまいますので、この5号機もそうなるのは時間の問題かと思われます。プリもタップも超スローペースで作っておりますので毎月1台ずつの間隔ですかね..。さて5号機、どんな内容かと申しますと・・・

ルックス的には小型で可愛い割には、ツマミが大きい感じですがスペック的には従来通りで、INPUT側にビブラントが入りOUTPUT側はKGBが入っています。

その役割ですが、ビブラント側で定位や解像度を高め、KGB側でシンバルを明瞭にしたり音質的なスパイシー感を加えます。さて、このKGBシリーズのプリの存在意義は何もわざわざ海外の100万以上する高価なプリアンプを買わないでも、安価に良い音がするプリを手に入れられるという事なのです。

事実、今回の5号機は結果的にリファレンスとして使っているテラノザウルス4号機のプリ部に、音質的にほぼ立ち並び、部分的には凌駕する部分もあるという大変な代物となりました。

全体的な感想としては最早プリアンプの音質という物は内部配線材、もっと的確にいうと内部ケーブルで全て(とは言わないまでも9割は)決まるという事です。


このプリはテラノのプリ部のようにこだわりまくった内容、例えばソーラ電源による完全にピュアな電源部であるとか、TMD独自の空中直線抵抗を使っているとか・・、内部基盤はハンダを使用しないオール圧着接続であるとか・・・、そのような手間と費用が凄くかかる事はしていないのです。なのに、なのにこの音質は何でしょう?


それは内部ケーブルなのです。アンプの内部には普通、ケーブルが入るという発想はありません。内部に必要な配線材が入るという技術者的感覚に過ぎないでしょう。TMDはここに本格的に着目しました。最初の頃は「配線材であってケーブルとは呼ばないだろう」と思っていました。常識に囚われていたのです。そこで製品として完成しているケーブルのHOT側を試しに入れてみたのです。驚きました!当たり前ですが、そのケーブルの音色にAMP全体の音が傾くのです。

ここからが始まりでした。何処の部分の配線材をケーブル化するのか、です。試行錯誤の結果、AMPの入力端子から基盤までと、基盤から出力端子までの間が一番効果的である事がわかりました。基盤の部分を一つのオーディオ機器と考えると、その前後に繋ぐケーブルである事がわかりますので、音が変わる事は当たり前なのです。当たり前ですが何故か今までやりませんでした。せいぜい良い音の配線材をあてがう程度の対処でした。


しかしながら、この驚くべき結果はプリアンプ設計の優先順位というか音質を向上させる肝が何であるかを知る事に繋がりました。このKGB PRE AMP5は2017年5月時点の結論です。内部ケーブルを吟味したこのプリアンプ、さて音質は如何に!・・・・


TMD試聴室での検聴結果*
なお、試聴用のLINE CABLE(PRE、POWER間)はVIBRANT-Xとgenioz Londonの2本を使用しました。

メロディ・ガルドー5&7。※VIBRANT-Xをプリパワー間に使用。
まずはビブラントXをRCA CABLEに使い
、しばらく聴いてみます。さてさて非常に雑味、曖昧さが取り払われた視界良好の空間が出現。従って快調で爽やかなのです。高域の粒の立ち上がりなどは確実に実在感の高い音調。その空間的なセパレーションの良さはリファレンスに日頃使っているTMDテラノザウルスのプリ部を超えたのではないかと思うほど。気配のような空気の張りつめ感はより緊迫度が高くリアリティが恐ろしく高いです。
寺島レコード/ Jazz Audio Fans only VOL.8
カッツゥ〜〜ンというライドシンバルの打音の最初の「カッ」の位置が大変良く表出されている。それはライブというより身近な位置でドラマーがシンバルを叩くのを見ている感覚に近いのです。その事を実在感が高いとかニアイコールと言うのなら、恐らくそれだろうと思われる。続く「
ツゥ〜〜ン」という余韻は広がりゆく波紋のように秀逸に拡散する。とにかく定位が良い。定位が良いと特に感じるプリなどあるのかと思うかも知れませんが事実あります。ピアノは音に芯があり「コーン」と打弦が響板に振動を響かせて拡がり行くのが心地良いですね。

LIAM NOBLE TRIO「BRUBECK」の4曲目、この曲ではサイド・スティック(注:スティックでフープを叩く打法)の音の立ち上がりが異様にリアルな事に気付く。そのリアリティが恐ろしく高いので吃驚してしまいました。後方のシズルの音なども正真正銘にリアルなのだ。途中「カッ」という音がしたので、部屋の中を確認してしまいましたが、実はその音は録音されていた音で多分ステイックが何処かに当たった(偶発的に)音なのだと後でわかったのです。余りに現実音に近いとそういう事が起きます。また前--中間--後方にある楽器の位置が良く再現されます。
セルジュ・デラート・トリオ / SWINGIN' THREEの5曲目。あんまり音量を上げなくてもダイナミズムを感じるというか・・とにかく満足できます。これは嬉しい事でオーディオ試聴時に音量をやたら上げたくなる時がありますが、そんな時、音量を上げても満足できないという事が多いが、コレはよいです。そして音が美しい、美しい響きです。そして音離れが良いので音の発音位置から正確にこちらに向かって飛んでくる様子が心地よく、あとピアノがアンサンブルから抜けてくる感があり、まったくスープのように溶け込んでしまっているより生々しい。またそのアンサンブル内部でのセパレーションも混濁しないのでいい。しかし、このピアノの"抜け感"は驚きです。
鈴木 勲「BLOW UP」の1曲目。genioz Londonに変えた。
RCAケーブルを
ビブラントXからLondonに変えて試聴。何故なら、この曲はビブラントXで初めてその凄みとダイナミズムを体感できるから。ではアンプ内部に入っているビブラントXはRCAをLondonで聞いた場合でも、その効果は半減しないものか?。結果、RCAはLondonなのにビブラントXの音がしたのです。これは当たり前といえば余りに当たり前ですがAMP内部のケーブル効果というものはこのように顕著に出るのですね。そう考えると単体のビブラントXはかなり高価なので、それが入っているプリアンプがケーブルと大して価格が変わらないというのは・・・う〜む・・お買い得以外の何物でもないのかも。(ここでLondonからビブラントXにプリパワー間を変える)さてケーブルもビブラントXにしたら、ダブルビブラントXになるので、どうなるのか...。結果、よりコントラバスの弓弾きの音のスケールがでかくなり豪胆さも増量。多分、この音はテラノ・プリ部+ビブラントXよりも豪胆さとダイナミズムが増量されているだろうと思う。正にダブル・ビブラントXの音と言える。まぁラインはLondonでも良い音ですがビブラントXの方がより求心力の深い音と言えます。気楽に聞きたいならLondonがオススメ。


クラプトンの2曲目、まずは(PRE-POWER間を)VIBRANT-Xで聞く。
まぁ言う事の無い音です(笑)。音のセパレーション、キレ、豊かさ、音離れ、ボーカルのリアルさ、その他....全て文句なし。コーラスも綺麗。

ここで(PRE-POWER間を)genioz Londonに変える。
これも良いですね。ややハードタッチな音からソフトに感触が変わるが、こちらの方が全体的に楽しめるものの、リアルさはビブラントXかな。

マイクヒックス

genioz London 
ローエンドに確かな圧力を感じるbass drumが良いです。これはかなり高い次元の音。広がりも申し分なく、柔らかさの中にも各部の情報量や情感がたっぷり伝わって来る。
VIBRANT-X
うむ、これもいいです。右後ろでシコシコと鳴っている音が妙にリアルに聴こえる。音の立体形状に更に隈取を加えたようでLondonよりも明確になる。

オアシス11曲目
VIBRANT-X
イントロのアコギの音が高級感漂う音に聴こえます。アコギはその価格が音の高級感に比例する楽器なのです。中域〜中高域の音の際立ちが現実音にとても近づいている。やはりこれは音と対峙して聞く雰囲気だ。

genioz London
こちらはピアノの音に好感が持てますね。またボーカルが妙に良く、迫真感が増します。声がいいね!。この曲に関してはLondonの方が好きかも。

Wish You Were Here  Pink Floyd

 

genioz London


何故かこの長いイントロが水墨画の様に聞こえる。味わいとしてはアナログ盤とCDの中間と感じた(テイストの話)。聞いていくうちにフロイドの世界に誘い込まれていく。全体としては霧の様にひたひたと何時の間にか迫って来る背景音は圧迫感も無く、さりとてサラッとでもなく感覚に映じて来る。トータルな印象としてはやはり聴きやすい、これはとても良いです。



VIBRANT-X

こちらの方がアナログ盤に近い雰囲気。うん、これもいい、細部の様子はLondonより見える。全体で聞かすLondonと細部もよく見えるビブラントXという感じ。いいね。いいねという言葉しか出てきません。結果、アナログ盤のイメージそのものと言う印象。これは褒め言葉です。



(試聴が終わり)このKGB PRE AMP5からいつものテラノ・プリ部に戻した。何か..眠いような音になった。これはおそらくテラノ・プリ部にKGBの要素が入っていないからなのだ、そうに違いない。それにしても久しぶりに「これに変えてもいいな」と思えるプリアンプができた。


《PS》全体的には普段、リファレンスとして聴いているテラノのプリ部と全く同レベルの音質と感じた。これは別に下駄を履かせた評価ではなく本音です。テラノプリはソーラ電源やWEコンデンサー等々、贅を尽くし手間をかけた物...それと同レベルの音が「内部ケーブルx2」で出てしまったという事に私は驚きを未だに隠せないでいる。オーディオって何だと改めて思ってしまった。そして部分的には凌駕していると感じるのは特にKGB的な音味の部分で、最早この味付け無しに音楽を聴くのは正に味気なくなってしまった自らの音体質を嘆く部分もあり。実際、試聴の後にテラノ・プリに戻した瞬間は「アレ?」と思った。何か眠い音に感じたのです。KGBとは最初はJAZZを聴くための手法だったのですが、こうして様々なソースを聞いて来ると実はオールラウンドに必要な音作りだったのかも知れないと思いました。一方ビブラントXのケーブル効果は一種の魔法の様なもので、ケーブル一本でシステム全体の定位が明確化され、かつその定位には曖昧さが一切無いという驚きの効果なのです。この二つが内蔵されたプリアンプがKGB PRE AMP 5なのです。多分、10倍ぐらい価格が高いプリと鳴き比べても全く負けない音だと思うのです。


一品限り


KGB-PRE AMP 5(5号機)プリアンプ